春日 昇氏(2006年9月)
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(2006年9月)

年金を貰う楽しみ
当基金相談役 春日 昇氏(京都司法書士会 名誉会長)
 今年の春に年金を受給する歳になりました。
 もう年金を貰う歳になったのかという一抹の寂しさと2ケ月に1回確実に年金が振込まれてくる楽しさとが交錯しております。
 私は、年金に上乗せする基金制度が創設された15年前、日司連の総務担当常任理事として、職域型の年金基金制度を導入すべきかどうか検討しておりました。個人的には、自由業である司法書士は、すでに個々に将来の生活設計を考え、国民年金以外に私的な年金に加入し、自分で責任をもって将来に備えている筈であり、屋上屋を重ねるような基金制度に頼るべきでないという考えを持っていましたから、制度導入には反対の立場でありました。
 しかし、理事会で制度導入が決定された後は、司法書士年金基金の設立や会員の加入勧奨に奔走し、私自身も加入者として60歳になるまで、10年間掛金を払い続けました(継続することが苦しいときもありました)。そして、60歳からは年金待機者(もう掛金を払わなくてもいいという安堵感がありました)として、そしてついにこの春、受給者の資格を得ました。
 年金基金は厚生年金と違って掛金と年金が保障されており、老後の生活安定にはやはり掛けておくべきだとつくづく思います。年金は、若いころから積み立てたお金が少しずつ返ってくるだけのことではありますが、この歳になると労働の対価でないお金が定期的に入ってくるというのは楽しく生活に潤いが出てきます。
 さて、この年金をどう使おうか?
 私は、働いて得たお金ではないので、ぱーっと(言うほどの金額ではありませんが)使ってしまいたい。例えば1〜2か月に1回は夫婦や家族で旅行したい。と思っているのですが、家内は老後のために貯めておかないと……といいます。年金の使い道で議論するのもいいものですね。
 すでに、春には夫婦で、夏には、娘夫婦を含め5人で温泉旅行を楽しみました。子供たちはもう次の旅行を楽しみにしています。これも金主である私の「年金」をあてこんでいるからです。
 一生懸命働いたあとの「褒美」としては最高のものです。この楽しみをあなたにも味わって頂きたい。ぜひ年金基金に加入を。
(平成18年9月)
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